植物生態学研究室では、主に森林に生育する野生植物を対象とした研究を行っています。
一見、毎年同じように見える森林でも、次世代を担う幼植物が少しずつ育っています。
ササのように地下茎などを伸ばして増える植物は、空間を移動し続けています。
また、生育場所による光や土壌環境、撹乱の違いに対して植物は様々な適応を示します。
私たちは野外調査を中心に、DNA や GIS による分析などの幅広いアプローチを用いて、植物の生活史や環境応答、微生物との相互作用、個体群と群集の動態を明らかにするための研究に取り組んでいます。
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最近の話題
- 2024/7/29 – 中国科学院(雲南省)より 3名の研究者が来日し、タケ類の野外採集や共同研究に向けたセミナーを行いました。
- 2024/3/22 – 第71回日本生態学会大会(横浜)で、自由集会 「タケササ一斉開花研究の現在地」 を森林総合研究所の小林慧人さんらと開催しました。また、坂詰さんが口頭発表を、山澤君がポスター発表を行いました。
- 2024/3/1 – 新しい論文が 「保全生態学研究」 に掲載されました。岩手県におけるニホンジカの増加により、オオバナノエンレイソウの南限個体群が衰退しつつあることを報告したものです。本種がシカの影響を早くから受ける植物であることを考えると、植生に対する影響は今後さらに大きくなる可能性があります。
- 2023/12/21 – 富松が中国科学院西双版納熱帯植物園(雲南省)を訪問し、セミナー を行いました。
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