山形大学理学部 植物生態学研究室
Tomimatsu Lab at Yamagata University
過去の話題
- 2023/12/14 – 1月からEcological Research 誌の編集長を富松が務めることになり、Vol. 39, Issue 1 に Editorial を書きました。
- 2023/7/15 – 9日間の調査旅行(秋田〜北海道)に出かけました。苫小牧では、ミヤコザサの地下茎形質を調べる調査を行いました。
▶北海道大学苫小牧研究林の Tweet
- 2023/3/18 – 日本生態学会第26回公開講演会 「変わる東北の生態系−今とこれから−」 をオンラインで開催しました。多数のご参加、ありがとうございました!
- 2023/3/17 – 第70回日本生態学会大会(オンライン)で、佐久間さんと坂詰さんが発表しました。
- 2022/6/18 – 3年次の専門科目「生態学演習」の野外実習を山形市内で行いました。市内といっても低地のアカマツ−コナラ林から、高地のオオシラビソ−ブナ林までを観察することが出来ます。
- 2022/3/18 – 山形大学 YU-SDGs タスクフォース主催の ウェビナー で富松が話題提供しました。
- 2022/3/14 – 第69回日本生態学会大会(オンライン)で、菊地さんが ポスター発表 を行いました。
- 2022/3/9 – 新しい論文が New Phytologist に掲載されました。近年、安定同位体の天然存在比に基づき、シュロソウ科やキンポウゲ科など多くの林床植物が、根で共生するアーバスキュラー菌根菌からも炭水化物を得る「部分的菌従属栄養」である可能性が指摘されていました。しかし本研究では、安定同位体比で区別できる林床植物が部分的菌従属栄養であるとは必ずしも言えないことを示しました。解説は プレスリリース でどうぞ。(その後、科学新聞で紹介されました)
- 2021/12/5 – 第53回種生物学シンポジウムを 12月3日〜5日にオンラインで開催しました。佐久間さんがポスター発表を行いました。
- 2021/3/20 – 第68回日本生態学会大会(オンライン)で、佐藤さんと佐久間さんがポスター発表を行い、佐久間さんが「優秀賞」(植物生理生態分野)を受賞しました! 受賞報告はこちら
- 2020/12/6 – Plant Species Biology に発表したチシマザサの論文が Best Paper Award 2020 を受賞しました!
- 2020/11/20 – Richard Shefferson さん(東京大)と高田壮則さん(北海道大)が企画された 第3回デモグラファー会議 で富松が講演しました。
- 2020/10/22 – 国立環境研究所の今藤夏子さんをお招きして、セミナーを開催しました。
- 2020/5/4 – 新しい論文が Plant Species Biology に掲載されました。ブナ林においてチシマザサが密生するようになる過程で、ギャップのような明るい場所で速く成長したクローンが、地下茎を伸ばして暗い林内へと広がっていく様子を捉えたものです。このような光環境の勾配に沿ったクローンの一方向的な広がりが、森林全体での密生に寄与していることが 先の論文 に続いて示唆されました。蒔田明史さん(秋田県立大)らとの共同研究で、金子悠一郎君と谷口稜太郎君の研究成果が含まれています。
- 2020/3/14 – 末次健司さん(神戸大)らとの共同研究が Oecologia に掲載されました。ホソバノツルリンドウが、自身でも光合成をしながら、根で共生するアーバスキュラー菌根菌にも炭素源の一部を依存している可能性が高いことを、本種と周辺の植物、菌根菌の安定同位体分析から示したものです。本研究には村田さんと佐藤さんが参加しました。
- 2019/12/21 – 第51回種生物学シンポジウム(宮崎市)で佐藤さんが、日本生態学会東北地区会第64回大会(盛岡市)で村田さんが、それぞれ成果発表を行いました。
- 2019/3/17 – 神戸国際会議場で開催された日本生態学会大会(ESJ66)で、村田さんと佐藤さん、富松が発表しました。
- 2019/3/12 – 中国の喇叭河自然保護区(四川省)や西南大学(重慶市)、国際竹籐中心(北京市)などを訪れ、野外調査とセミナーを行いました。
- 2018/10/7 – 東京大学で開催された第34回個体群生態学会大会のシンポジウム「種多様性と遺伝的多様性の対比からみる多様性−機能関係」で富松が講演しました。
- 2018/5/29 – 新しい論文が Animal Behaviour に掲載されました。解説はこちら
- 2018/4/27 – 大学院生の村田怜さんが平成30年度の 笹川科学研究助成 を受けることになりました。温帯林の植物群集と菌根菌の安定同位体分析を行う予定です。
- 2018/3/17 – 札幌コンベンションセンターで開催された日本生態学会大会(ESJ65)で、村田さんと富松がポスター発表を行いました。
- 2018/2/26 – 大山裕貴さん、清和研二さん(東北大)らとの共同研究が Forest Ecology & Management に掲載されました。ケヤキが種子をシュート(枝)ごと落下させたり、単体で落下させたりする種子散布戦略の変異とその意義を探ったものです。
- 2018/1/15 – 新しい論文が Ecology & Evolution に掲載されました。1995年に一斉開花・枯死したチシマザサ集団を追跡し、長い年月をかけて再び密生するようになる過程を分析したものです。解説は プレスリリース でどうぞ。(その後、河北新報、しんぶん赤旗、山形新聞などで紹介されました)
- 2017/12/2 – 福井市で開催された 第49回種生物学シンポジウム で富松がポスター発表を行いました。
- 2017/11/14 – タイのカセサート大学(Bangkok)、スリナカリン国立公園、トンパープン国立公園を訪れました。セミナーを行ったほか、タケが多く生える熱帯季節林を見て廻りました。
- 2017/10/29 – 理学部公開講座 「植物の生きざまを訪ねて:動かずに生きる植物の秘密を探る」 を開催しました。
- 2017/7/3 – 新しい論文が Bamboo Journal に出版されました。1995年に広範囲で開花・枯死したチシマザサ個体群の約20年間にわたる回復パターンが、林床の光環境によって異なることを示したものです。相川奈津美さんの卒業論文に基づいています。
- 2017/6/25 – 専門科目「植物生態学実験」の野外実習(2泊3日)を東北大学川渡フィールドセンターで行いました。夏のような汗ばむ天候のなか、学生さんは各斑に分かれて森林での計測作業に取り組みました。
- 2017/5/29 – 北日本をめぐる11日間の野外調査に出かけました。後半は弾丸旅行でしたが、今年はドローンで林冠を空撮したり、高さ 30 m ほどの林冠木から葉を採取したりと、研究室としては新しい試みも行いました。
- 2017/3/16 – 早稲田大学で開催された日本生態学会大会(ESJ64)で佐々木君が口頭発表を行いました。
- 2016/12/4 – キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道で開催された第48回種生物学シンポジウムで佐々木君がポスター発表を行いました。
- 2016/10/30 – 日本生態学会東北地区会第61回大会を山形蔵王温泉(ZAO センタープラザ)で開催しました。54名もの方にご参加いただき、とても熱気に溢れた大会となりました。研究室からは佐々木君と阿部君、大矢君が発表しました。
- 2016/6/18 – 2年次の専門科目「植物生態学実験」の野外実習を行いました。週末で行うややハードな日程にも関わらず、今年も皆さんがよく頑張ってくれました。
- 2016/4/22 – 大学院生の佐々木駿君が平成28年度の笹川科学研究助成を受けることになり、ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた研究奨励の会に出席しました。分布南限の植物集団における繁殖の制限要因について調査を行う予定です。
- 2016/3/22 – 仙台国際センターで開催された日本生態学会大会(ESJ63)で「空間からクローナル植物を捉え直す:タケ・ササ類の生態と進化」を九州大の立木祐弥さんと富松で企画しました。また、佐々木君のポスター発表が最優秀賞 (植物個体群・繁殖・生活史分野) を受賞しました!
- 2015/9/18 – 新しい論文が Ecological Research に出版されました。人為的に分断された断片林では、分断直後に大径木の枯死率が上昇したり、その後のバイオマスの回復過程において再び枯死率が上昇する撹乱を受ける可能性が高いことを示したものです。
- 2015/8/6 – チェコ共和国 Třeboň で行われた 11th Clonal Plant Workshop で富松が講演しました(今回の渡航に際して日本科学協会の海外発表促進助成を受けました)。クローナル植物をテーマとした小規模な国際ワークショップで、個体間のコミュニケーションや機能形質、外来種に注目した研究発表が多く見られました。
- 2015/6/27 – 東北大学川渡フィールドセンターで専門科目「植物生態学実験」の野外実習を行いました。生憎の土砂降りでしたが、皆さんがよく頑張ってくれました。
- 2015/3/19 – 鹿児島大学で開催された日本生態学会大会(ESJ62)で川村さん、藤本君の 2 人がポスター発表を行ったほか、シンポジウム "Plant-soil interactions: from basic to applied perspectives" で富松が講演しました。
- 2015/3/7 – 共立出版から共著『シリーズ 現代の生態学 3巻:人間活動と生態系』が出版されました。数年前に執筆したものですが、第 5 章で「生息地の分断化」の考え方についてコンパクトにまとめましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
- 2014/12/12 – 山形大学で開催された第 4 回東北植物学会で相川さん、川村さん、藤本君の 3 人がポスター発表を行いました。
- 2014/12/2 – 北海道大学の小泉逸郎さん(動物生態学)をお招きして、セミナーを開催しました。
- 2014/9/15 – 新しい論文が Annals of Botany に出版されました。ササがなぜ地下茎を伸ばして大きなクローンをつくるのか、その適応的意義を探る手掛かりとなるものです。
- 2014/4/13 – グランドプリンスホテル京都で行われた稲盛財団の研究助成授賞式に出席しました。2年間にわたって研究助成を受ける予定です。
- 2014/3/15 – 広島国際会議場で開催された日本生態学会大会(ESJ61)のシンポジウム「森林景観の改変にともなう生物多様性と生態系機能の変化」で富松が講演しました。
- 2014/2/14 – 新しい論文が Oecologia に出版されました。植物(ヨシ)の遺伝的多様性が一次生産速度や水質の浄化効率を高めうることを、メソコズム実験により示したものです。
- 2013/6/25 – 新しい論文が Journal of Applied Ecology に出版されました。人為的撹乱に対する生態系機能の応答パタンとそのプロセスを明らかにする必要性があることを論じた意見論文です。2010年に仙台で行った国際会議 "Ecosystem Adaptability:
Robustness and Stability of Organisms and Ecosystems" の総括となっています。
- 2013/4/1 – 山形大学へ異動しました。